Lions Data Lab

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【2025年5月】マンスリー・リリーバーズ・レポート

どうも、LDLです。

 

レギュラーシーズンの月次更新は、昨年から始めたマンスリー・リリーバーズ・レポートになります。Xで試合後に不定期で投稿している、先発投手の投球データのリリーフ版になります。文字数制限がないので、寸評も気持ち多めです!

 

今回取り上げる投手はこちら。

5月に5イニング以上投げたリリーバーを対象として、背番号順にご紹介していきます。

 

それでは早速いってみましょう。

 

佐藤 隼輔

【成績】

6.2回 被安打8 奪三振2 与四球5 防御率5.40 K/BB0.40 WHIP1.95

0勝 0敗 1H 0S

【投球内容】

【寸評】

開幕からの不調は5月になっても脱出できず。

 

全く空振りの取れなかったストレートがほんの少し上向き、対右の高めで空振りを誘ったり打ち取れたのは収穫ですが、それでも配球の7割を占める軸としては物足りないデキで、5つの与四球も全てストレートと制球もまだまだです。パワータイプのリリーバーながら、6.2回を投げてたった2奪三振というのも明らかに力不足。

 

さらにご覧の通り変化球もまったく低めに決まっておらず、これでは捕手もリードのしようがありません。左右の違いはありますが、悪いときの松本さんのような状態で、その彼が3軍調整をしているわけですから、何とかファームから代わりを務められる

リリーフ左腕を調達して再調整させたいところです。万全なら勝ちパも十分担える、必要な戦力ですからね。

 

…といってもこれはあくまで5月のお話。

この記事を書いている6/1の試合中にまさに登板機会がありましたが、Xでもご紹介したようにMAX154キロを叩き出し、フォームにも良い時と同じ傾向が発露しており復調の兆しが見えました。来月の記事ではベタ褒めできることを期待しております。

 

 

田村 伊知郎

【成績】

7回 被安打10 奪三振4 与四球1 防御率5.14 K/BB4.00 WHIP1.57

0勝 0敗 0H 0S

【投球内容】

【寸評】

なんとか1軍に食らいついてはいるものの、まだ本領発揮とはいかず。

 

決め球のフォークは相変わらずキレが凄まじく(中央グラフ中の部分が空振り)持ち味を発揮できてはいますが、ストレートの威力がもう一つで中途半端な高さにいったものを痛打されてしまっています。

 

チームメイトの平良さんが「ストレートは高めに」と仰っていますが、対右ではほとんど高めに行っていません。高低差をつけて決め球のフォークをより活かすためにも、もう少し高めを意識して投げてみても良いかもしれませんね。

 

甲斐野 央

【成績】

7回 被安打3 奪三振10 与四球3 防御率0.00 K/BB3.33 WHIP0.86

1勝 0敗 1HP 0S

【投球内容】

【寸評】

4月とはうって変わって圧巻の内容

 

決め球のフォークがキレッキレなうえにほぼ浮くことなく落とし切り、面白いように空振りを奪ってみせました。特に対右は素晴らしい内容で、上記のタムイチさんとは対照的にストレートは高めで見せ、変化球はきっちり落とす見事な高低の攻めで抑えています。左打者からこれだけ三振を奪えるのも良いですね。

 

強いて改善点を挙げるなら対左で外角の無駄なボールが散見されることですが、元々速球がシュート気味の球質ですし、カウントを悪くすることはあっても痛打される球ではないのでOKでしょう。この内容を継続してほしいですね。

 

山田 陽翔

【成績】

8.1回 被安打4 奪三振8 与四球2 防御率1.08 K/BB4.00 WHIP0.72

1勝 1敗 3H 4HP

【投球内容】

【寸評】
4月に続いて素晴らしい内容で5月も終え、首脳陣の信頼もうなぎ登り。すっかり勝ちパの仲間入りした感があります。リリーフではチーム2位の8.1回を投げたというのも、信頼の証でしょう。

 

スピードはほどほどながら、キレを備えた豊富な球種を巧みに操りカチカチ内野陣にゴロを安定供給。加えてほぼイニングと同数の三振も奪ってみせ、非常にリスクの低い投球を続けてくれました。特に対右の内容が良く、平良さんが見せる「ストレートは高め、スラは左、シュートは右、落ち球は低め」という高度な投げ分けもある程度できていたように思います。

 

改善点があるとすれば対左で、球種の割合自体は4月と大きく差はないものの、実質的に2択に近く、5/31のオリ戦では狙われたのか外角の簡単でないシュートをフルスイングされスタンドに運ばれてしまいました。オーバースローから投じられる落差の大きいフォークは対左でも使えると思うので、6月は攻め手を増やし新境地を開拓できると良いですね。伸びしろ十分、目指せ新人王!

 

ウィンゲンター

【成績】

10回 被安打6 奪三振13 与四球2 防御率2.89 K/BB6.50 WHIP0.86

0勝 2敗 6H 0S

【投球内容】

【寸評】

4月に続いて圧巻の内容。

 

空振りの多さもさることながら、その圧倒的な切れ味でボール球を4割以上振らせ、左右問わずO-Swing%がZone%を上回るという珍しいデータとなりました。ヒットを打たれるリスクの高いストライクゾーンに投げずともカウントを稼げるわけですから、ある意味最も安全な投球ともいえます。

 

めぐり合わせが悪いのか、少ない被安打が連打となり、自身の四球や暴投等も重なって失点・敗戦するケースもありましたが、このボールがあるうちは自滅以外で大崩れすることはないでしょう。

 

唯一気になるとすればリリーフでチーム最多の10回を投げたという点で、彼の負担を軽減するためにも打線の援護や他のリリーフの台頭を期待したいですね。

 

E.ラミレス

【成績】

5回 被安打1 奪三振6 与四球1 防御率0.00 K/BB6.00 WHIP0.44

0勝 0敗 0H 0S

【投球内容】

【寸評】

登板機会は少なかったものの、限られたチャンスで圧倒的なパフォーマンスを披露。

 

メインの球種はストレートと落ち球の2択ですが、それぞれキレがありつつ甲斐野さんと同様にある程度高低に投げ分けて効果的に空振りを奪えています。O-Swing%が左右共に4割以上というのも、ウィンゲンターさんと一緒で頼もしいですね。各種指標も文句ナシです。

 

勝ちパに割って入ってみせた山田さんと同様に、このまま安定した投球を続けてより重要な場面を任される投手になってほしいですね。リリーフ最多の10回を投げたウィンゲンターさんの代役を時々でも務められれば理想です。

 

平良 海馬

【成績】

7回 被安打5 奪三振8 与四球3 防御率1.29 K/BB2.67 WHIP1.14

0勝 0敗 1H 5S

【投球内容】

【寸評】

トータルの内容はまずまずではありますが、彼の輝かしい実績とクローザーというポジションを考えるともう一つというところ。

 

これまでご紹介してきたように、彼の持ち味は4球種を駆使したゾーン上下左右の投げ分けなわけですが、被安打の多い対右ではその特徴があまり見られませんし、一時は「投げれば空振り」というくらいのキレを誇ったスプリットをあまり良いところに落とせていません。配球がスラ系に偏っているのも、もしかしたらそのあたりが影響しているのかもしれませんね。そして、球種が偏れば当然狙われるので被安打も増えてしまいます。

 

被安打0と抑えている対左も、高めを狙って投げているというよりはただ抜けただけのような球も散見される(結果そこで2四球)ので、そのあたりも改善ポイントですかね。

 

ストレートは数字ももう2~3キロは上げていきたいですが、それでなくとも走ってはいると思うので、上記2点をクリアできれば本来の安定感を取り戻してくれるでしょう。

 

水上 由伸

【成績】

5.2回 被安打7 奪三振3 与四球2 防御率0.00 K/BB1.50 WHIP1.59

0勝 0敗 0H 0S

【投球内容】

【寸評】

防御率こそ0.00と素晴らしいものの、内容はあまり芳しくなく。

 

彼の持ち味は満点のマウンド度胸を土台にしたスラ・シュートによる横の揺さぶりなわけですが、ご覧の通りほとんど内角を突けていません。そのせいか、外角でもしっかり踏み込まれて引っ張られているので、まだまだ本領発揮には程遠いでしょう。

 

対左はZone%6割超とゾーンで勝負できているのでまだ良いのですが、対右は4割を切っておりかつ外一辺倒に近いので打者も打ちやすいはず。画面で見ていてもスラのキレはまずまず良いと思いますし、事実空振りもしっかり奪えていますので、果敢にシュートで懐を突いて相乗効果を引き出したいところです。

 

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…以上です。

 

チームは「交流戦までは5割でOK」という鳥越コーチの予想を上回る好調ぶりではありますが、シーズンはまだまだ始まったばかり。

 

リリーフ陣は先発陣と比べるとまだまだ層が薄く、故障者が出たときに一気に瓦解しかねないので、ファーム調整中の羽田さんや黒田さんの台頭、支配下復帰内定報道の出ている佐々木健さんも復活にも期待したいところです。

 

次回は同じように7月初旬に6月分をお送りする予定です。ご一読いただきありがとうございました!

 

それではまた…。