どうも、LDLです。
レギュラーシーズンの月次更新は、昨年から始めたマンスリー・リリーバーズ・レポートになります。Xで試合後に不定期で投稿している、先発投手の投球データのリリーフ版になります。文字数制限がないので、寸評も気持ち多めです!
今回取り上げる投手はこちら。
3・4月に5イニング以上投げたリリーバーを対象として、背番号順にご紹介していきます。
それでは早速いってみましょう。
佐藤 隼輔
【成績】
7.1回 被安打10 奪三振5 与四球5 防御率7.36 K/BB1.00 WHIP2.05
0勝 2敗 5H 0S
【投球内容】

【寸評】
成績が示す通りかなり厳しい滑り出しになってしまいました。
オープン戦の段階から生命線のストレートが走らずファンからも不安の声が漏れていましたが、開幕後は球速こそやや上向いたものの本来の威力には程遠く、見ての通り空振りを全く奪えず。
加えて対左が顕著ですが、ゾーンの高めや低めが全く突けずにベルト付近の高さを気持ちよく打たれてしまっているうえに、変化球も全く機能せず、被打率4割超と打たれるべくして打たれています。
左のリリーフは左を抑えてナンボ、という時代ではないですが、ただでさえ手薄なところでやはりそういった役割も求められるはずなので、せめてストレートの球威か制球のどちらか一方だけでも早急に改善したいですね。
甲斐野 央
【成績】
6.2回 被安打7 奪三振5 与四球4 防御率2.70 K/BB1.25 WHIP1.65
1勝 1敗 2H 0S
【投球内容】

【寸評】
佐藤投手と同様にセットアッパーの一角として開幕を迎えましたが、こちらも主要スタッツがイマイチなことに加え短期間ながら離脱もありと、まだ本領発揮とはいかず。
スピードは平均155オーバーと十分すぎるほど出ていますが、やはりキレが足りないのか打ちごろの高さに入るとしっかり打たれてしまっています。
また、決め球フォークもトータルで見れば空振りは十分奪えてこそいるものの、対戦の多くを占める対右において低めのボール球で1度も三振を奪えていないどころか、スラも含め低めの良いところに投げても四球になっている点は気になるところ。
とはいえ前述の通りそこで空振りを奪えていないわけではないので、決めにいくところでしっかり腕を振り、奪三振率を上げていってほしいですね。
山田 陽翔
【成績】
7.2回 被安打7 奪三振4 与四球1 防御率0.00 K/BB4.00 WHIP1.04
0勝 0敗 2H 0S
【投球内容】

【寸評】
開幕前の下馬評は決して高いわけではなかったと思いますが、コツコツと着実に仕事をこなし、直近の試合ではリード時の接戦を任されるまでに信頼を得てみせました。
主要スタッツは見ての通り文句ナシに優秀ですし、奪三振率は平凡ながらゴロアウトが多くリスクの少ないピッチングができています。源田選手が離脱中であってもなおカチカチの内野陣も、このスタイルにマッチしていますね。
改善点を挙げるならこちらもやはりストレート。前出の2投手と異なりスタイル的にそこは軸にならないので急務というわけではないですが、ゾーンの高めや低めを突けずベルト付近を打たれているので、そこの制球を磨ければさらに安定感が増すはず。
羽田 慎之介
【成績】
6回 被安打8 奪三振6 与四球5 防御率2.17 K/BB1.20 WHIP2.17
0勝 0敗 2H 0S
【投球内容】

【寸評】
ここまでは奪三振と与四球が多い、良くも悪くも"らしさ"全開の内容。
左腕ながら平均153超の速球がフォーカスされがちですが、スライダーが秀逸で空振りが多い・被打率が低いだけでなくカウントも結構取れています。
一方でストレートは右打者によく打たれており、長身から繰り出されるクロスファイアがこれだけ打たれるのはやや気になるところ。質に何らかの問題があるのかもしれません。
ただ、彼の場合そこの改善というよりはまずは1にも2にも制球の改善が急務です。いかに投げた瞬間ボールというクソボールを減らし、カウントを優位に進められるようにできるか、ですね。
ウィンゲンター
【成績】
10回 被安打4 奪三振15 与四球3 防御率0.90 K/BB5.00 WHIP0.70
0勝 1敗 7H 0S
【投球内容】

【寸評】
あまりにも圧倒的なスタッツ。
軸となるストレートとスライダーが左右関係なく猛威を振るい、Zone%は5割以下ながらO-Swing%が3割強と圧倒的なキレでボール球を振らせまくってます。特に対右のアウトローがエグくて、画面では投げた瞬間ボールみたいな球ですら振らせてしまう場面もチラホラ。
その一方で、この手の投手にありがちなノーコンからの自滅は今のところ目立つこともなく、与四球は投球回の1/3以下と十分に許容できる水準なのも良いですね。
ただ、與座投手の今季初勝利をフイにするきっかけとなったとんでもない暴投をはじめ、まだ制球に全幅の信頼を置けるまでには至っていないので、そこをどうにか減らして無敵のセットアッパーとして君臨してほしいですね。
5月も同様の内容を継続できたら、球団は早々にスマホを取り上げてください笑
黒木 優太
【成績】
5.1回 被安打6 奪三振2 与四球3 防御率10.13 K/BB0.67 WHIP1.69
1勝 0敗 1H 0S
【投球内容】

【寸評】
オープン戦の内容がとても良く、支配下返り咲きから一気に勝ちパ入りまで期待されましたが、応えることができずあえなくファーム再調整に。
対右は良いのですが被打率.385の対左が結果・内容ともに悪く、ストレートの抜け球が目立つうえに変化球含め全く空振りが奪えずと攻め手に欠いている状況。
絶対的な決め球がないのであればやはりストレートを走らせてカウントを取ることで相対的に良いボールに見せるしかないので、ファームでそこが改善できるか注目です。
E.ラミレス
【成績】
9回 被安打8 奪三振8 与四球5 防御率2.00 K/BB1.60 WHIP1.44
0勝 0敗 1H 0S
【投球内容】

セットアッパー候補として加入した助っ人ですが、今のところ便利屋ポジションでスタート。
パワーピッチャーかと思いきやスプリットとカーブが強力で、右投手ながら対左では低めに安定して落としきることでO-Swingは34.8%と高水準。ボール球を振らせるのが一番安全なわけですから、この数値は頼もしいですね。
一方で肝心のストレートがややイマイチで、対右では抜け球も目立ち左右ともに4割がボールになってしまってはカウント優位に進められず、9回で与四球5では勝ちパを任せるにはやや不安が残ります。
前出の投手らと同様、ベルト付近の高さを打たれているので、成績アップのためにはまずはストレートの制球向上が急務ですね。
平良 海馬
【成績】
10.1回 被安打10 奪三振10 与四球5 防御率2.61 K/BB2.00 WHIP1.45
0勝 1敗 2H 6S
【投球内容】

【寸評】
これまでの圧倒的な実績を考えれば、セーブ失敗もありやや不安定なスタートという印象。
後ろに再転向したこともあり、ストレートの球速はもう少し欲しいところではありますが、どの球種でもしっかり空振りは取れておりキレ自体に問題はないかと思います。
では何が原因かというと、5四球という制球力の低下、さらに細かく言えば彼の特長としてこれまでご紹介してきたゾーン上下左右の投げ分け、すなわち「ストレートは高め、スラは左、ツーシームは右、フォークは低め」が今のところ昨季ほどキレイにはできていないことで、真ん中付近の甘く入ったところをしっかり仕留められているという印象です。
各種計測機器も使いこなしてコンディショニングには定評のある平良投手ですから、ここはしっかり微調整してきてくれると思いますので、5月の反抗に期待ですね。
…以上です。
先発陣は盤石で、得点力も暗黒すぎた昨季と比べれば好材料が多く徐々に上向き、4月を貯金で終えるなど今のところ前途洋々な我らがライオンズ。
一方でリリーフ陣は防御率が示す通りまだまだ層が厚いとは言い難いので、先発陣がへばってくる夏場には「リリーフのおかげで勝てた!」という試合を増やせるよう、いまのうちに課題を潰しておけると良いですね。
次回は同じように6月初旬に5月分をお送りする予定です。ご一読いただきありがとうございました!
それではまた…。